AI モードが米国ユーザーの検索のしかたを変えている理由
1年後、AI モードのユーザーがキーワード検索から自然言語クエリへとどのように移行しているのかを見てみましょう。
2024年1月31日
Ranjan Roy、Madalina Merisoare、Sema Yucel
2024年5月の提供開始以来、AI Mode は、人々が Google Search でより自然で会話的な回答を得るための新しい手段となってきました。今回は、米国のユーザーが AI Mode をどのように使っているのか、そしてその体験が検索行動をどのように変えているのかについて、初期の傾向をご紹介します。
キーワードから、完全な質問へ
これまでは、ユーザーは「best running shoes」や「cheap flights to Tokyo」のような短いキーワード句を入力するのが一般的でした。AI Mode では、より多くのユーザーが、完全な文章や文脈を含んだ質問、さらには複数ターンにわたる追加質問へと移行しているのが見られます。
たとえば、ユーザーは次のように質問するかもしれません。
10Kレースに向けてトレーニングしています。どんなランニングシューズを買うべきでしょうか?
そのあと、次のように続けることもあります。
もし私はオーバープロネーション気味だったらどうですか?
このような、より自然で会話的な質問スタイルは、ユーザーが AI Mode を単発の検索ツールとしてではなく、継続的な対話の入り口として使っていることを示しています。
より複雑なタスク、より深い探索
AI Mode は、比較、計画、段階的な思考を必要とするタスクに特に適しています。私たちは、ユーザーが次のような質問にこれを活用しているのを確認しています。
- 旅行計画
- 製品比較
- 新しいトピックの学習
- 日常の意思決定のサポート
こうした場面では、AI Mode は関連情報をすばやく見つけるだけでなく、理解しやすく、あとから追加質問しやすい形に整理してくれます。
検索は、より会話に近づいている
ユーザーが自然言語で自分のニーズを表現することに慣れてきたことで、検索そのものも変わりつつあります。AI Mode では、専門家に相談するように、まず大まかな質問を投げかけ、そこから段階的に絞り込んでいき、自分のニーズに最も合う答えにたどり着くことができます。
まだ始まったばかりですが、すでにひとつ明確な傾向があります。AI Mode は、検索を「キーワードを打ち込む」ものから「意図を伝える」ものへと押し進めています。